今日から始める!転ばない身体づくり|フレイル予防の3つのコツ
「最近、歩くのが少し遅くなった」
「何もないところでつまずくことが増えた」
「外に出るのがなんとなく面倒になってきた」
年齢を重ねると、こうした変化が少しずつ出てくることがあります。
「歳だから仕方ないかな」と思ってしまいがちですが、ちょっと待ってください。
もしかすると、それはフレイルの始まりかもしれません。
フレイルとは、健康な状態と介護が必要な状態の間にある、心身が弱ってきた状態のことです。
ただ、フレイルは早めに気づいて生活を見直すことで、進行を遅らせたり、状態を改善できる可能性があります。厚生労働省でも、フレイル予防では「栄養」「身体活動」「社会参加」の3つが大切だとされています。
今日は、私たちが普段の訪問でも大切だと感じている「転ばない身体づくり」のポイントを3つ紹介します。
① 少しでもいいので、毎日身体を動かす
一番大切なのは、
「動けるうちに動くこと」
です。
動く機会が減ると、筋力や体力も少しずつ落ちていきます。
すると、
外に出るのが大変になる↓さらに動かなくなる↓もっと筋力が落ちる
という流れになってしまうことがあります。
だからといって、いきなり大変な運動を始める必要はありません。
散歩をする。
家の中を少し多めに歩く。
安全を確認しながら椅子から立ったり座ったりする。
テレビを見ながら足を動かす。
まずはそんなところからでも十分です。
厚生労働省も、高齢者の身体活動では、運動だけでなく家事や外出など日常生活の中で身体を動かすことを勧めています。
「運動しなきゃ」と構えるより、
昨日より少しだけ動いてみる。
そのくらいから始める方が続きやすいと思います。
② ちゃんと食べる
意外と見落とされやすいのが食事です。
身体を動かしていても、身体をつくる材料が足りなければ筋肉を維持しにくくなります。
特に高齢になると、
「食欲がなくて、ご飯だけで済ませた」
「パンとコーヒーだけだった」
ということも珍しくありません。
肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質も意識しながら、できるだけいろいろな食品を食べることが大切です。
また、
最近体重が減ってきた。
食事量が落ちた。
むせることが増えた。
こうした変化も見逃したくありません。
低栄養はフレイルにつながる重要な要因の一つとされています。
「体重が減ってラッキー」ではなく、高齢の方の場合はなぜ体重が減ったのかを見ることも大切です。
③ 外に出る、人と話す
そして、もう一つ。
実はこれもとても大切です。
人と会うことです。
買い物に行く。
近所の人と話す。
家族と出かける。
趣味の集まりに参加する。
こうしたこともフレイル予防の一つです。
外に出れば自然と歩きます。
人と話せば頭も使います。
「来週また行こう」という予定があれば、生活にも張りが出ます。
フレイル予防というと運動ばかりに目が向きますが、厚生労働省でも「社会参加」は、栄養・身体活動と並ぶ大切な柱とされています。
大事なのは「今できること」を続けること
転ばない身体をつくるために、
特別なことを一気に始める必要はありません。
少し動く。しっかり食べる。人と関わる。
まずは、この3つです。
「最近ちょっと歩きにくそうだな」
「外に出る回数が減ったな」
ご本人やご家族がそんな小さな変化に気づいた時が、身体のことを見直すタイミングかもしれません。
ギフトスマイルでは、看護師だけでなくPT・OT・STも連携し、ご自宅での生活を見ながら、その方に合った運動や生活方法を一緒に考えています。
私たちが大切にしているのは、
単に「歩けるようにすること」だけではありません。
自分でトイレに行く。
好きな場所へ出かける。
家族と一緒に食事をする。
そんな、その人らしい毎日をできるだけ長く続けていただくことです。
これからも、
「生きるチカラと笑顔をつくる」
そんな支援を続けていきたいと思います。
※痛みや強いふらつきがある方、転倒を繰り返している方、持病のある方は、無理に運動せず医師やリハビリ専門職などにご相談ください。
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